なんかふってきた

 またティッシュのくずを洗濯機に紛れ込ませてしまった。一人暮らし6年目がやらかすミスではない。ベランダで服をバサバサして、初雪にした。突然の冬の訪れにベランダに敷いてる人工芝ちゃん達も慌てる。まだこの子達は冬を知らない。知らなくていい。薄らと積もった雪をほろう為にベランダでぱんぱん叩く。学校の掃除時間に黒板消しをテラスで叩くのが好きだった。クリーナーはうるさい割に全然綺麗にならなくて嫌いだった。でもテラスなら隣のクラスの友達となんか目が合って挨拶したり、隣の隣のクラスの人が雑巾を落としたり、隣の隣の隣のクラスの人が締め出されてたり。お楽しみオプションがついててよかった。そもそも掃除の時間が好きだったかもしれない。これもっと書きたいけど先生に怒られたのでやめる。

 髪を切りに行くついでにお昼は外で食べることにした。大戸屋に行ってチキ母(チキンかあさん煮定食)を注文。開発者は誰似だったんだろう。そんなことを考えていたら目の前にまーごめのような文字を発見。よく見たら「ごまめしお」だった。惜しい。レ点振ればギリギリまーごめなりそうだった。久しぶりに食べたこともあり、大鶴肥満よろしくあっという間に食べ切ってしまった。

 満腹状態で美容室到着。今日はどんな感じにしますかという質問に「五穀米で」と言いそうになったが、なんとか我慢した。日本人で良かった。髪を切られながら、なんだかんだあってマクドナルドの話に辿り着いた。今年会った人たち全員とマックの話してる気がする。しかしこれまでと流れは違い、聞くとなんと美容師はマックがもう嫌になってきているという。ギャグかと思った。なんでも子供のハッピーセット目当てにイオンモールのマックに何度も何度も足を運んでいるうちにバーガーの匂いがウザくなってしまったらしい。嗅覚にNOと言われるとそこから変わることは中々無い。今は少量とポテトを食べる程度だと言う。なんて悲しいんだ。でもマック食べなくて子供もいるのであればさぞ健康的な食事をしているのかと思いきや、帰ったら毎日コーラとポテチ(パーティサイズ)を1袋開ける大(偏食)人であることが発覚。これには俺の心の中のひわちゃんも全力でツッコんでた。いけないことはわかっているけどもう止めらないらしい。

依存って怖いなぁと思うと同時に、依存できていいなぁって気持ちを抱いた。食べ物に限らず。もはや何のオタクとも言えず、依存しているものが無い今だから思う。たくさんの好きなものに対して五感と気持ちを等しく分配するのが1番良い、羨ましいと言われたことがある。確かにそれが自分の性に合っているんだろうけど、だろうけど、寂しい。所詮僕はカルチャーをバイキング形式で楽しんでいるだけなのだ。

 

 帰りにポテチを買って帰宅した。まーごめな1日が予見していたように、ママタルトはM-1の準決勝に合格していた。この1ヶ月はM-1に依存するんだろうな....痛っ....なにこれ、白いのついてる。雪?ティッシュ?いやチョークの粉か。誰だ〜黒板消し落としたやつ。