歯と葉と鳩

5/17 8:00 ラヴィットと共に1日を始める。春日が朝から元気。現代日本は春日無しでは成り立たない。

9:00 洗濯機をかける。かける?まわす?しかける?「レンチン」のような簡単な言い方があったらいいのに。じゃぶじゃぶ洗うからセンジャブにしよう。

9:30 「ここにタイトルを入力」の最終回視聴。テロップさえ見てれば内容がわかるという、今のバラエティを皮肉ったような演出。テレビでテレビを遊んでいる番組は今となっては稀有だ。始まる度に今日はどんな仕掛けがあるんだろう?と考えながら見ていくのは非常にワクワクした。説明もなく、視聴者に委ねてくれてありがたかった。こんなテレビ、もっと見たいよ。

10:30 予約した歯医者に行ったが閉まっていた。自分が予約した日がいつなのかわからなくなった。歯医者だけ時空がズレてしまったのだろうか。

気を取り直して散歩をした。5月の仙台の緑はガチだから好き。

草刈り機の音(爆音)と川のせせらぎ(微爆音)がミックスされててノレた。

おんなじ花が群れててテンションが上がった。名前を調べたら「フランスギク」という外来種でテンションが下がった。集団だけど、別に仲がいいわけではないのかもしれない。内紛でお馴染みのサッカーフランス代表の性質がそのまま花にも適用されるかわからないが、外国人からしたら他国のイメージなど一面的だ。「仏」と書く国なのだから、穏やかであってほしい。

 

11:00 家のベランダで冷凍ブルーベリーを食べながら本を読んだ。左手が紫になったので右手だけを頼りにページをめくった。エドワードゴーリーの「まったき動物園」という絵本を読んだ。ゴーリーが考え、アルファベット順に名付けられた幻獣(架空生物)の紹介。変なのばっかでよかった。

12:00 買い物をしに駅前まで歩いた。半袖でもいけるような気候だが、半分以上の人は長袖だ。Tシャツで出かけてしまうと、もう春には戻れない気がしてずっと長袖を着てしまう。歯医者の予約が思い出せない。

13:00 お寿司屋さんのランチで海鮮丼を食べた。順番を間違えてただのわさびごはんを食べる時間があった。セットでついてきたARAJIRUがとてもおいしかった。ARAJIRU、本当に好きだ。俺が悪の組織だったら世界中の水道を支配して蛇口を捻るとARAJIRUが出るようにしてやりたい。あ、これは正義か。ここは民営化大好きな国だから正義だ。フランスは水道の民営化をやめたらしい。

14:00 鳩が黒かった。

15:00 アルピーのラジオを聴いた。息子の結婚相手家族との顔合わせで東京ばな奈あげちゃう酒井母、愛すべき存在。娘の結婚相手家族との顔合わせで赤飯2升あげちゃうやばたん母、愛すべき存在。歯医者の予約が思い出せない。

16:00 諸々の支払いや予約を済ませる。一昨日頑張って(10日遅れぐらいで)ガス代払ったばっかりなのに。歯医者の予約が思い出せない。

17:00 小腹が空いたのでパン屋まで自転車を走らせたが、途中で気が変わったので引き返した。信号待ちで四つ葉のクローバーを探したが見つからなかった。(こないだ六つ葉を見つけたからクローバー側で"調整”が入っている可能性大!)

18:00 炊飯器をセットした。セット?炊く?しかける?「レンチン」のような簡単な言い方があったらいいのに。「米(A)」が炊けたらピーと鳴るからコメピーにしよう。「米(B)」では「米(A)」がメインでないことに納得いってない。そんなやつに「米(?)」なんて字与えるなよ。

19:00 この記事を書き始めた。

21:00 あ、未来の自分に追い越された。

21:04 (未来側)いえーい

 

 

5/18 10:30 歯医者に行った。

 

 

なんだ歯医者明日か〜

 

 

 

 

 

ショーシャンクの蕎麦に

 大学1年生の夏、入っていたサークルを辞めた。特別何かを嫌なことがあったとか、異常に尖っていたとか、そういう訳ではない。ただ1人で思い詰めてしまう悪い癖が出ただけだった。

 数多ある団体の中から僕は学祭を運営するサークルを選んだ。4月の新歓は皆勤賞、先輩とも仲良くなり空気感をバッチリ掴んだ上で入った。決定新歓の際、先輩に「出身どこ?」と聞かれ「香港です」と平気で嘘をつく余裕っぷり。先輩は最後まで真に受けていた。

嫌だなぁと思い始めたのは5月。仕事がそもそも面白くなかったのもある。それ以上に、いわゆる大学生ノリについていけなかったのがキツかった。決定新歓の飲み会の騒ぎ方に引いてしまい「これを楽しいと思わないといけないのか…」と絶望した。他のスポーツ系団体に比べれば全然マシだけど、何が楽しいんだか理解し難い光景だった。隣にいた男の先輩が反対側に座っている1年の女子を見ながら「うわぁ…可愛い…飲ませてぇ…」って呟いてるのとか気持ち悪かったな。あの日から飲み会苦手側の人間に回ったと思う。また、5月末に目的不明のBBQが開催される事もアナウンスされた。何で行きたくもないBBQに時間と金を取られなければいけないのか。政府よろしく遺憾の意を表明していた。当日、1人1人へのコールが始まった頃にもう無理だと耐えきれなくなり、トイレに行くフリをして脱獄を図った。「ねぇ、こんなパーティー抜け出さない?」と声をかける相手が自分だなんてかなしいね。

 少し離れたベンチに座り「あー、なんでこんなことしてるんだろう」と肩を落とした。最初は調子が良かった分、自分と周囲の期待を裏切ってしまったようで申し訳なかった。集団に馴染むには諦めが必要だが、諦めることは自分を殺すことにもなる。良い意味で周りに流される性格があれば、苦労しなかっただろうに。

 すると突然雨が降り出した。小雨ではなく、ちゃんとしたゲリラ豪雨。脱獄し、雨に打たれ、完全に「ショーシャンクの空に」のポスターと化していた。どさくさに紛れて帰ってしまおう。部室に荷物を取りに行くと、先輩と鉢合わせてしまった。この人をモーガンさんと呼ぶことにする。モーガンさんは学年は1つ上だが1浪しているのでちょっとおじさん…大人だった。他の人より落ち着いていて、このサークルの中では割と話しやすい人だった。とはいえ、その場で急に悩んでる事を伝える訳にはいかない。ひとまず体調不良だと嘘をつき、傘を借りてその日は帰った。その後本当に体調を崩し、翌週の活動を休んだ。

 7月。サークル以外も諸々大学生活がうまくいかず、かなりメンタルがやれてしまい学校のカウンセングに通い始めたりするような状態だった。相変わらず同級生とはなんか仲良くなれず、自分から距離をとってしまうようになった。ご飯の誘い、ゲームの誘い、祭りの誘い。こまめに声をかけてくれたが、どれも適当な理由をつけて断っていた。集まりの後の誘いから逃げて1人で外食する謎ムーブもしていた。少し浮いている事に気づいていたからこそ、もう行くのが怖かった。自分に矢印が集まることが怖かった。せっかく仲良くしようと差し伸べてくれた手を払い除け続けたことは今でも申し訳ないと思っている。あの壁は何を守る為だったのだろうか。

 このまま続けても迷惑がかかるし、辞めたいという気持ちがどんどん強くなっていった。誰にも言えないのも苦しかったのでまずはモーガン先輩に相談してみることにした。LINEで気持ちを伝えると、数日後ご飯に連れて行ってくれた。学校の駐車場から軽自動車に乗り込む際、なんだか自殺を止められる人の気分だった。連れていかれたのは学生じゃまず入らないような高級蕎麦屋。庭の手入れも綺麗にされている。緊張している僕とは対照的に、余裕の表情で入っていくモーガンさん。「よく来るんですか?」と尋ねると「いや、はじめて」と答えた。あっさりした返答に不気味さを覚えた。

 2人とも天ざる蕎麦を注文した。上品な香りの蕎麦に、素材の味が引き立つサクサクの天ぷら。とってもおいしかった。写真に残してない料理ほど思い出に残る。

 

モーガンさんは

 

「しんどいことあった時はうまいもん食べればいいんだよ」

 

と言ってくれた。シンプルな言葉だけど、当時の僕にとっては心の救いになった。どんな悩みでも飯の前では無力だ。「美味しいものを食べるために生きている」と言う人もよくいるが、僕は「食べ物を美味しく食べるために生きている」という感覚に近い。どんな高級料理でも、好きな食べ物でも、味がしない程落ち込んでいたら意味がない。その状態も経験したからこそ、カップ麺だろうがスナック菓子だろうが、その食べ物を美味しいと感じられる状態を保つ事が日々の大前提だなと思う。おいしそうに食べる人が好きだし、自分もそうでありたい。その為の努力と優しさなら厭わない。

 何を相談したとか、アドバイスされたとか、正直覚えていない。でもこの一言は強く覚えていて、今でも大事にしている。

 結局気持ちは変わらず、徐々にフェードアウトしていき、夏休み最後の活動の日にサークルを辞めた。その日の活動が始まる前に挨拶をし、先に会室を出た。退出して5歩目でライングループを退会した。心の重荷が取れてスッキリとした気持ちになった。雨は降ってこなかった。

 

モーガンさんがくれた最後のLINE

「個人的には辞めないでほしい、わがままだけど、言うだけ言わして。何もできないからわがままでしかないけど」

僕は自分のわがままを優先した。辞めて以来、モーガンさんと1度も会っていない。今どこに住んでいて何を食べているんだろう。

 

後悔はないし、やり直したいとも思わない。やり直したところでどうせ同じ結末を迎えていた気がするから。ただ蕎麦屋に行くと、あの時期を思い出しては少しむせる。

 

 

 

玉ねぎの切り方

「うわ、結婚って良いのかも」って思った瞬間がある。

 姉夫婦の家に遊びに行った時、夕飯に肉を食べる事になった。結婚祝いのステーキ肉が余ってたらしく、中々食べきれないので食べ盛りの若者を召喚したという訳だ。準備は姉夫婦がやってくれるとのことで僕はビールを飲みながら待たせてもらった。

 

 調理中、付け合わせの玉ねぎを切る時の会話が妙に引っかかった。

姉「切り方これで良いんだっけ?」

旦那さん「あー、それでいんじゃない」

何気ない普通の会話。だが、この光景を見た瞬間に「夫婦っていいなぁ」と強く思った。玉ねぎの切り方なんて、1人で暮らしていたらスマホで調べたり適当にやったりで自分の中で考えて解決するようなことだ。それは寂しい事ではない。当たり前の事。でも、2人でいたらそんな些細なテーマが"会話"になるのだ。会話が生まれた事にこそ価値がある。その繰り返しで2人の関係性が育まれ、生活を成り立たせていくのだと思う。独り言としてシンクの排水溝に吸い込まれていくより、誰かの耳に届いた方が良いに決まっている。普段自分が家にいる時と言葉の行き先が違かったから、なんだか特別なものに見えたし、少し羨ましかった。

 これだけで「結婚いいな!最高!」ってなる訳じゃないけど、誰かと生きていくのもきっと良いことあるんだろうなーと思った。

 

 最近の玉ねぎは価格が高騰して高級食材に片足を突っ込んでいる。近所の八百屋で気持ち安かったので久しぶりに購入できた。新玉ねぎもね、美味いけどね。やっぱスタンダードオニオンですよ。どうやって食べようかなぁ。切り方の前に、食べ方を迷っている。

4月のご短歌「宇宙から目薬」

・何も手に無いのに失くす離れてく 啄木誘い泥だんごづくり

・自販機のあたたか~いが消えた春 ぶち撒けコーヒー破壊せよビル 

・たまねぎの皮をむき続ける様に 探せどいない俺もお前も

・会いに来て眠れる夜と手をつなぎ 夢占いだけ信じていたい

・泡だらけのお茶つくるため走らされ ひとりでかけっこすり減るソール

・「人生」と すぐ言うくせに人生を知りたがらないままの人生

・ここはどこ星を眺めて真無色のミサイル・募金・ホームレスの死

・泣きそうになったらお願い宇宙から目薬落とし涙燃やして

 

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粉チの候

 粉チーズのような雪が空から降り注ぐ季節、粉チの候、いかがお過ごしだったでしょうか。そろそろ終わりそうですね。春の暖かな日差しを浴びていると、電子レンジの中に入っている気分になります。冬で冷凍された肉体と精神が解凍されていくようです。何分間だったか確認し忘れたようなのでしばらくはレンジの中に滞在できるみたい。目が回ることだけが難点...。「レンジでチンと言うけど、実際ピーじゃね?」と思いながら、ニトリの店内で展示レンジを回してみたらちゃんとチンって鳴りました。沈。

 

 震災後の11年を振り返って数日間落ち込んでました。思いを巡らせたのが自分の言動に対してなのか、世の中に対してなのかはハッキリしません。 なんか、震災後に生まれた子どもが小学校高学年になろうとしていて、その子達にとってこの11年の世界はどう見えていたのかと考えると、少し長く生きてきた人間として申し訳ない気持ちになるんです。当時子どもだった我々世代が大人から希望を背負わされた(自覚は無い)けど、いつの間にか一緒に絶望に加担している気がして、悔しい。復興に限らず、世の中全体の。絶望をシェアしたり、逃げ道を探すことはできるようになったけど、打開することはできない無力さにまた絶望してしまいます。でもこれを将来世代に蓄積したままドロップアウトするのは御免です。あの時希望をぶん投げてきた大人と一緒になるから。

 あー、悶々とするだけの若者になってしまった。東北に生まれた以上、あの震災との付き合い方はずっと考えていくべきテーマだと思います。先週のねほりんぱほりんで復興活動から離れた人が取り上げられていました。直接何か活動せずとも結局個人個人が元気に生きてることが街の未来に繋がるのかも、って言い聞かせてまた一年過ごそうと思います。さっき賞味期限切れの変色したもやしを食べてしまったので腹痛が発生する可能性がありますが、まあ大丈夫でしょう。

 

 嬉しい事と寂しい事が同時に発生してくる3月という月にはいつまで経っても慣れません。もうてんやわんや、てんや・わんや師匠。お疲れ様です。でも、慣れないからこそ毎年新鮮に感情が動いてくれてる気がします。朕は週末カネコアヤノのライブが控えてるのでそれまでレンジの中で暖まろうと思います。

 

 

 

 

水で粘る

 「高校生の時は目の前の事に取り組んで、楽しんで、悩んでを繰り返してれば良かったのに、今はまだ存在していない将来のことばかりにとらわれてめんどくせえよな」

 

高校の友達とお茶しながらそんな会話をした。

 

言っても仕方がないのだが、20代の期間はその重要さの割に短すぎると思う。4年制の大学に行ってたとして、卒業する時には22歳。社会人1年目の23歳なんてあって無いようなものだからノーカン。20〜23はみなし20代。いよいよ24歳でガチ20代だ!となるが、25になるとなぜか急に四捨五入して30代以降のことを考えなきゃなくなる。マジ遺憾の意ンポッシブル。

 

将来の仕事とか、結婚とか、貯金がどうとか、地元に帰るのかとか、実家どうすんのとか、とかとか。学生じゃなくなると急にそんな話ばかりになる。絶対に通る道だし、悩んで当然のことだ。考えてないわけじゃないけど、みんな偉いと思う。

 

だからこそ、自分からその手の話題はあまり振らないようにしている。社会がどうなっていようが、何歳であろうが、僕は目の前にいる人の中身を知りたい。脳内の路地にお邪魔したい。話して何か生産性があるような会話をしたくない。何も生まれない会話を生み出したい。どうせ、"考えるべき"事に関しては他の人とも話すんだからたまには楽にしてほしいというか。せめて自分と会話してる時ぐらい「なんでこんな話してんだろう?」「しょうもない会話してるなぁ」と思ってもらいたい。もちろん、話を聞いて欲しそうなら聞くし、相談に乗って欲しそうなら乗るし。ただ、自分が生きてる上での役割の1つはそんな悩みを一旦置き去りできる関係無い話題をしてあげる事なのかなと最近感じている。現実逃避と言われれば、まぁそうなのだが。逃避したいようなしんどいことばかりが現実ではないはず。くだらない現実こそ面白がって、愛していたい。たまには宿題サボって一緒に遊んでほしい。

 

色々考えて思い詰めやすい性格だと分かっているからこそ、人にはお気楽でいたいのだ。

 

ところで魚のアジの語源を知ってるだろうか。「味がうまいから」らしい。ほとんどの食べ物はアジと呼ばれる可能性があったという事だ。じゃあ、エイは「エイ!」って捕まえたからエイって名付けられたのかなぁ。

 

 

自販機のせせらぎ(Remix)

どこにでもあるような自販機が愛おしい。

 

 仕事の休憩中や散歩中、ついつい自販機で飲み物を買ってしまう。特にも今ぐらいの冬の寒い時期はお世話になることが多い。仕事の日は缶コーヒー、散歩ならカフェオレかほうじ茶選びがち。

 街の至るところに飲み物が沢山入った箱があり、ボタンを押して雑に落とされた飲み物を取り出して飲むという一連の流れがおもしろくて好きなのだ。自分の選択によって命を宿してあげたようで、自販機から生まれてきてくれた飲み物にはどうしても愛着が湧く。コンビニで買うより絶対にうまいと思う。「あたたかい」「つめた〜い」という表記も可愛げがある。「HOT」「COOL」じゃ全然グッとこない。ひらがながいい。

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 きっかけ なのかは分からないが、意識するようになったのは2020春の自粛期間。出かけることもできないので近所でまだ出会ったことがない自販機を探そうと自転車を走らせた。その土地に住んで4年目に入ったというのに、通ったことのない道ばかり。引っ越したての冒険気分でワクワクしたのを覚えている。新しい街に来てすぐの散歩は自販機への挨拶回りも目的としているのだ。見たことないサイズの缶コーラが売ってて、迷った挙句よく見る方を買った覚えがある。あの時期は夜9時には街が静かになっていたので絶好の徘徊環境だった。状況が違うとはいえ、たまにはあれぐらいのリズムで進む日があってもいいよなーと思う。

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↑増量してるのに同じ値段は罠でしょ、昔話?

 商品の入れ替え作業に遭遇した時もついつい目線がいく。自販機を「表・中・裏」で分けるとすれば、作業中は表が開けられ中が露わになっている。まるで服を脱がされてあれこれされているようで、見ていると変にいやらしい気持ちになってしまう。中学の職場体験で、観光施設の仕事を体験したのだが、そこで業者のお兄さんと一緒に施設内の自販機の入れ替え作業をさせてもらったことがある。「この商品はよく出るから多めに補充しておきましょうか」など、身近な物だけど普段は見れない部分に対して作業するのがとても楽しかった。プログラム的にはメインでなかったんだろうけどこれが1番印象に残っている。この時はまだ自分がいやらしい行為をしてるという自覚は無かった。残念ながら。

 

どうせ明日も小銭を握りしめてどこかの自販機を利用するのだろう、どうせ迷ったフリをしていつものやつを買うのだろう、どうせ当たり付きの自販機で「7778」の文字列を確認してからお別れするのだろう、どうせどうせどうせ。

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