親知らず知らず

姉ちゃんは母の悩みを知っている。僕はまだ知らない。 姉ちゃんはおばあちゃんとご飯に行ったりする。僕はまだ無い。 姉ちゃんは親知らずができたことがある。僕はまだ無い。 僕はこの先どこまで行っても弟で、姉が少し先に大人になって過ごした数年間は追い…

あえて言うならそれは

lyrical schoolで1番好きな曲は?と聞かれたら、オレンジと答える。 夕暮れ曲というのは儚さや、終わりに向かっていく切なさが歌われることが多い。だが、この曲はエンディングでありオープニングの曲だ。 ファーストアルバム「WORLD'S END」に収録。作詞:R…

夏のそういえば

観葉植物に水やるついでに自分にも霧吹きをぶっかけている。それぐらい暑い。 そういえば、バナナマンの設楽さんがタンクトップでソファーに寝っ転がってたら誰もいないはずの背後から気配がして、気にしないようにしてたけど段々怖くなってきて恐る恐る振り…

歯と葉と鳩

5/17 8:00 ラヴィットと共に1日を始める。春日が朝から元気。現代日本は春日無しでは成り立たない。 9:00 洗濯機をかける。かける?まわす?しかける?「レンチン」のような簡単な言い方があったらいいのに。じゃぶじゃぶ洗うからセンジャブにしよう。 9:30 …

ショーシャンクの蕎麦に

大学1年生の夏、入っていたサークルを辞めた。特別何かを嫌なことがあったとか、異常に尖っていたとか、そういう訳ではない。ただ1人で思い詰めてしまう悪い癖が出ただけだった。 数多ある団体の中から僕は学祭を運営するサークルを選んだ。4月の新歓は皆勤…

玉ねぎの切り方

「うわ、結婚って良いのかも」って思った瞬間がある。 姉夫婦の家に遊びに行った時、夕飯に肉を食べる事になった。結婚祝いのステーキ肉が余ってたらしく、中々食べきれないので食べ盛りの若者を召喚したという訳だ。準備は姉夫婦がやってくれるとのことで僕…

4月のご短歌「宇宙から目薬」

・何も手に無いのに失くす離れてく 啄木誘い泥だんごづくり ・自販機のあたたか~いが消えた春 ぶち撒けコーヒー破壊せよビル ・たまねぎの皮をむき続ける様に 探せどいない俺もお前も ・会いに来て眠れる夜と手をつなぎ 夢占いだけ信じていたい ・泡だらけ…

水で粘る

「高校生の時は目の前の事に取り組んで、楽しんで、悩んでを繰り返してれば良かったのに、今はまだ存在していない将来のことばかりにとらわれてめんどくせえよな」 高校の友達とお茶しながらそんな会話をした。 言っても仕方がないのだが、20代の期間はその…

1月のご短歌 「ひゃっけ」

軒先に生えた氷柱をつかまえてじりりと溶かす幼くない手 手袋を買えば近づく別れの日 数える右手とうにかじかむ 席着くとお湯出してくる松屋くん きみがいちばんぼくにやさしい 新築のラブホを建てた人がいて 部活サボった日とかがあって ミルクティーだけ売…

save

どうも。最近雪食ってますか。僕は食べてません。 帰省して会ってくれる友達がいると、その人の人生のある期間の登場人物になれていたんだなと嬉しくなる。去年は全然会えなかったし、社会人になって初めてのお正月というのもあってそれを尚更感じた。高校の…

寒波ネルラ

天気予報に雪マークが見えた。そこはかとない焦りを感じてしまい、寒いけど少しだけ散歩しようと外に出た。どうせ降ったら降ったでするのだが。アパートを出てすぐ、手ぶらの男性が少し前を歩いていた。彼も雪マークに急かされたのだろうか。勝手に同志と思…

塞いで開いて

「今日もガス代を払い忘れた、明日こそ払おう」 そう考え続けて結局払いそびれる生活を続けていると「いや、払ったのではないか?」というゾーンに入る。人生は考え方次第。ガス代を払ったと思えば払ったことになる。そうだ、私はガス代を払った、払った側の…

蝶のように待って、蝶のように去る

蜂がいるとびっくりする。 洗濯物を干す為にベランダに出ようとすると、蜂がベランダで横たわっている。かなりの強面。 生きているか死んでるか分からないので迂闊に刺激することもできない。とりあえず5分間見守って逃げるのを待ったが、蜂は微動だにしない…

ぢつと手を見る

石川啄木「はたらけど はたらけど猶 我が生活 楽にならざり ぢつと手を見る」 この手の中には何があるだろうか? 小さい頃にギターをプレゼントされ、周りから羨ましがられるほど恵まれた環境があったにも関わらず、何の楽器も身につけることができなかった…

漢方薬じゃ治らない

週末、逃げるように実家に帰った。母が作った芋の子汁を2杯食べ、父と一緒にレコードをかけ、Apple Musicの使い方を解説し、ばあちゃんからのお小遣いを断れず、息子と孫を全うしてきた。頑張らず楽してできるのは子供役ぐらいだ、いつでもやりたい。 父が仕…

家から1番近くて仙台の中でも1番好きな喫茶店に久しぶりに行ってきた。足を、足に運ばれた。春はよく行ってたけど、もうここが1番だという確信があったので逆に離れていた。手頃な価格設定なのにフルーティーで美味しいコーヒーが楽しめてかつフードもデザー…

チェンだぜ

「お耳に合いましたら」に心と食生活を動かされ続けた3ヶ月だった。 週末は大体お耳に出てきたチェーン店に足を運んだ。松屋のカレーを食い、たこ焼きでご飯を済ませ、ドトールでミルクレープを巻いた。昨日はココイチで「ソーセージカレー ほうれんそう チ…

ビリーズ・ブート・公共料金

いつまでも経っても公共料金の支払いができない系の俺たちな訳だけどさ、発明したんですよ僕は。支払う気になる方法を。 その名も「ビリーズ・ブート・公共料金」 払込票を手に取った時、期日を見て「まぁいっか」となりがちだ。そんな時、脳内でビリーズブ…

E.T.みたいな夜

中秋の名月ということで仕事の休憩中にすすきを取りに行った。 確か近所に生えてたよなーという記憶を頼りに歩いていると、すすきの束を抱えるおじさんとすれ違ったのでビンゴ。小さい頃からこの時期は爺ちゃんなり家族の誰かとすすきを取りに行ってたので能…

ごきげんよう、よふかしいも

外出したけど何にもやることなくて"曲がったことない角で曲がる縛り"で自転車を走らせてみた。霜降りの漫才で「頭の中に走馬灯が駆け巡る………この道に出るんやぁ」「しょうもない人生!」というやりとりがあるが、こちとらしょうもない人生上等なので粗のツッ…

洗濯機で溺れるわかめの走馬灯

今朝洗濯物干そうとしてたら靴下にわかめがついてた。まさか洗濯機で戻されるとはわかめも思ってなかっただろう。大丈夫、家主も同じだよ。 「海見たいとか本当に言わないで ほら、洗濯機から波の音」 春ぐらいにつくった短歌。「海見たい」と思った自分の気…

ナッツリターン

自転車で図書館に本を返しに行ったら緊急事態宣言のせいでお休み。入り口で愕然とする。まだ期限あるし読み終えてないしまあいいか。 さっきまで止んでたのに雨が降ってきた、急いで近くのベローチェに避難。都会はカフェが沢山あって助かる。雨宿りでカフェ…

恐竜の背中に垂れるバニラアイス

せっかくの夏休みだというのに毎日どんよりした天気で天道(敬称略)にキレそうになる。暑いのは嫌いだけど寒くするのは違うだろ、季節感を大事にしろよ。今年初めて買ってみた日傘や、雲を観察するために買った空の本、箱アイスはどうすればいいのか。いやア…

前戯なく始まる夏と銀河鉄道

既にセミの死体を2体目撃している、まだ7月ですよ。 こないだ「セミ」という絵本を読んだせいで例年以上にセミへの思い入れが強くなっている。Aマッソの加納がyoutubeで紹介してて軽い気持ちで借りてきたんだけど、絵本であんなに落ち込むとは思わなかった。…

停電の朝に野良猫は西へ、西へ

教科書通りの早寝早起き朝ごはんで幕を開けた月曜日、少し早めに家を出れたのでタリーズでラジオと読書。なんて素晴らしい朝。読んでる本は穂村弘の「世界音痴」だけど、今だけは世界をリズミカルに過ごせている。店を出て鼻歌混じりにコンビニへ。今月の電…

信号待ち

商店街に向かう途中の交差点で押しボタン式信号機に出くわした。何の気無しに僕がボタンを押した瞬間 ドカーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!ボゴゥ!!!!!!!!! 耳を擘く爆発音、思わず身を伏せる。向かいのセブンイレブンが突如大爆発したの…

みーうーでるーちー

スーパーの駐車場でUFOにさらわれる夢を見た。 思い当たる節はある。昨日UFOがプリントされたトレーナーを売ろうとしたり、泥棒がUFOにさらわれてるみたいな看板を見つけたり。それが昨日のハイライトだったのかよと切なくなるけど、夢に選ばれるのは大概そ…

海を見たいから「海」で検索した

海を見たいなと思ったのでGoogle Mapで「海」と検索したけど海は見れなかった。山も空も大体どこからでも見えると言うのに海は近くまでいかないと見えない。デカいくせによ。 社会人になって一ヶ月が経った。入社式から一週間ぐらいは体の疲れたことがない部…

家に帰って米を食う

友人と学校終わりに昼飯を食べに行った。 安中にある雰囲気の良いレストランのガパオライス。ストレスで最近胃を悪くしてたんだけどようやく食べれるようになってきた。隣でハンバーグスパゲティにがっついてたお婆を見習いたい。ワナビー。 こんなご時世な…